こんにちは、大阪の豊中で美容師をしている河野です。
ちょこちょこご相談いただく「ヘナ脱却」のお話をさせていただこうと思います。
そもそもヘナとは?
ザックリとだけ!ヘナは植物由来の染料で白髪にだけ染まるものです。
そのコーティング力は大変凄まじく、ツヤ感やハリコシアップにはもってこい!
ですが、カラーチェンジには大変不向きな染料と言われておりまして…
ここまでくればおわかりかと。
そう。染料を取り除くのが非常に困難なのです。
ありとあらゆる技を使いましたがほんっっっと抜けない!!!
どれだけ強いブリーチを使おうが強靭な染料の前には歯がたちませんでした。
その一部始終は見ていただければおわかりいただけるかと…!
まずはビフォー

ちらっと見えている白い部分は頑張って伸ばし続けてこられた地毛の白髪です。
ここまでを我慢するのは相当な力が必要だっただろうなと思います。
そして毛先の真っ黒な部分はヘナの中でもラスボスクラスの「インディゴ」という染料を使ってしばらく染め続けてこられたものです。
この、インディゴこそがヘナの中でも最もカラーチェンジできないと言われている染料なのです。
早速ブリーチします。

見ての通り、ブリーチを塗ったと同時に水のようになってしまっているのと、吸い込まれたかのように感触がなくなってしまうのがこのヘナからのブリーチの特徴です。
通常毛のブリーチをした時の画像と見比べるとわかりやすいです。

歴然の差!
では、今回のブリーチ後の状態から続きを。

まだらではありますが、中間大部分を見ていただくとわかりやすいと思います。
ここがインディゴを1番吸収している部分のため、中々染料が取りきれない1番の難所と言ったところです。
ゆくゆくは地毛のホワイトを活かしたグレイヘアにしていくため、濃い色は使いますが白髪染め染料はNGです。
馴染む色に統一します。

仕上がりはこちら。

色の透け感が変わりました!

ヘナお悩みの方。
無理なくじっくりコトコトが意外と近道になります!
気になりましたら1度ご相談下さい。