こんにちは、大阪の豊中でスタイリストをしている河野です。
今回は、salomee(サロミー)配信第五回目の内容について書きます。
お題は「収まりの良くなるドライヤーのかけ方」でした。
~配信の中でご紹介したもの~
ホリスティックキュア ドライヤー
アマトラOQ アウトバスのフォーム
さて本題。
びしょ濡れ状態で動画に登場する河野から始まりました。(だれも気にしてない)
夜にお風呂に入って髪をしっかり乾かしたつもりでいても、案外乾いていないところ。
パックリ割れてしまう前髪の直し方。ついた寝癖を綺麗に直す方法。
この一回の配信で皆様が気にされているであろう素朴なポイントはお伝えしてみました。
一番反応としてあったかなぁと実感したのは前髪の乾かし方だったのではないかと思います。
わけめがはっきりついてしまって気になる部分ではありますもんね。
前髪を乾かすに当たって肝心なのは、真っ先に乾かし始めるということ。
すぐ乾くからと言って前髪最後に乾かすとかしてしまうと割れぐせがそのままになって大変後悔しますのでそれはやめて頂く事を大変おススメいたします。
動画の中でもお伝えしていますが、まずは流し前髪の場合は流したい方向と反対に向かってこめかみのあたりからしっかり根元に風を当てて乾かし始めます。ある程度乾いたところで本来流したい方向に向かって同じくこめかみのあたりから前髪を乾かしていきます。最後に前髪全体を前に向かって下ろすと、流れてほしい方向にしっかり流れてくれて、収まるようになります。
また、分け目なしで下したいのに別れてしまう前髪に関しては、分け目の線を左右に大きくまたぐように、地肌を指の腹でしっかりこすりながら乾かしていくことが最大のポイントとなります。
最後は先ほどと同じように前髪を下ろしてください。
ドライヤーは上から当ててしまって問題ありません。
全体を乾かす際は、髪が密集しやすい襟足付近と耳の周りを先に乾かし始めます。
配信でもお伝えしているコツですが、もみあげ部分は骨格上へこんでいたりするのでそこに沿って髪がのっかってきます。それが外にはねてしまう原因になっていますので、サイドの髪は持ち上げながら地肌をしっかりこすりながら生え際の根元を起こしていくことがポイントになります。
そうするだけでも十分内巻きに収まりやすくなってきます。
髪は濡れているうちに根元から対処しないといけないのにはきちんとした理由があってのことです。
寝癖なんかもそうですが、乾いている髪のくせを無理やりブローしてみたり引っ張ってみても綺麗に収まりません。
なので結局濡らしてやり直したりしませんか?
濡れている髪の毛は柔軟に動いてくれる状態にあります。原理としては、学生の頃に理科や化学の授業で習ったことがあると思いますが「水素結合」を利用していることになります。
こんなところで学生時代の響きを感じることになろうとは思いもよらなかったと思いますが。
つまりはそういう原理の元、髪が濡れているうちに収めるところは収めて、ボリュームを出すところは出しながら乾かすことが重要となってきます。
髪の表面や毛先は、根元を乾かしている風が流れていって自然にある程度は乾いてくれますので、よっぽどのスーパーロングとか爆毛じゃない限りは毛先を重点に乾かさなくても問題ありません。
湿り気があまりにも多い場合は毛先も乾かしてあげてください。
最後に、ツヤ&スタイルキープをほぼ一日叶えてくれる、さらに朝起きてからのブローの手間を省いてくれる裏技をご紹介します。
が、とても簡単なお話で、冷風で仕上げるだけです。
お肌につける化粧水と同じような感じで、キューティクルを引き締めてくれる効果があり、またスタイルをそれで固めてくれる効果があります。
よくテレビのCMなどで聞くキューティクルですが、機能としては髪の表面にあって、内部を守るためにふたをしている存在です。
実際は毛流れとは逆向けでうろこ状に引っ付いていて、これが濡れた髪だとささくれ立っている(開いているとも言う)状態にあります。
それを乾くのに時間がかかるとか、面倒だからとなってくるとささくれ立った髪同士は寝返りや枕との摩擦で絡みたい放題です。
つまり朝起きて収拾がつかなくなっていたりとか、ダンゴ状態になってほどけなくなってしまったりと、トラブルを生み出すわけです。
そんな状態を回避するためにしっかり乾かした最後に冷風で引き締めてあげるとツヤが増して指通りもよくなりますし、引っ掛かりもほぼなくなります。
これで次の日起きた後もほんのちょっとの手直し程度で髪に関しては用が済んできます。
こんな感じで、日々をラクに過ごすためのドライヤー術でした。
salomee配信をまだご覧になったことのない方もぜひご参加ください!
河野は定休日以外のほぼ毎日の配信をしております。
(※アプリのダウンロードが必要です。)
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