豊中でインナーカラーをしよう!~ブルー系の色を少ないブリーチ回数で染めるには髪質とベースとの相性が大切~

インナーカラー

こんにちは、大阪の豊中でスタイリストをしている河野です。

今回は、この夏流行中のブルー系インナーカラーの話です。

ブルーにも様々な色がありますが、その中でもよくある質問が「ブリーチ1回でブルーのインナーカラーってできますか?」という内容です。

こちらももちろん今の髪の状態によってはできる場合とそうでない場合がありますが、あとは求めるブルーの色味にもよってきます。

例えばこのように紺色に近いような深いブルーやいかにも真っ青なブルーなら少々抜けが甘くても濃さでカバーできてしまうのでブリーチ1回でも問題なく染めることができます。

反対に、後半の写真のように水色やターコイズ、ペールブルーなどの薄かったり淡かったりする色味の場合ですと、抜けが甘いところに塗ってもカバーできるほどの力がその色味にはないためブリーチの回数が必然的に必要になってくるわけです。

ここまでは、色味についてのお話です。

そして一番の問題は今までのカラーやその他薬剤の履歴と、髪質との相性の問題です。

まずは薬剤についてのお話からです。

こちらは担当させていただいたことのある方で、過去に黒染めをされていたことのある方は直接お話したことがあると思いますが、「黒染めに含まれる赤を主体とした染料の塊は、長年放置してこびりついてしまった汚れのように残留がしつこいため1回のブリーチではオレンジっぽくしか抜けません。なので、一発で理想色にするのはほぼできないです。」というこの部分が絡んでくるんですね。

もし暗くするための薬剤を使ったカラーやセルフカラーでの履歴がなければ、ブリーチを1回するだけでも案外しっかり色が抜けてくれたりもするものです。

ですが、多くの場合は2回以上のブリーチが必要になってくる場合が多いです。ですが、そのうえで希望の青色をのせるというのが一番失敗も少なく理想の色に仕上げることができる安全な方法になってきます。

そして髪質との相性という点が、ブリーチの回数の差に一番大きくかかわってくるなという感覚を最近特に感じます。

端的に書かせていただくと、髪質が細いと表面のキューティクルの関係で、ブリーチ1回で割と黄色のベースに抜けてくれるので理想色をそのままのせることができる場合が多いです。しかし、この髪質でセルフカラーやサロンでの黒染めが挟まっていた場合、一番抜けにくい感覚があります。

なので、ノー加工の場合はブリーチの回数が一番少なくでいけちゃいます。

逆に髪質がしっかりしている場合には表面のキューティクルの枚数が細い髪と比べると多いため、しっかりしてる分色がぬけにくく1回目で抜けたとしても黄色まではいかないオレンジっぽい抜け方になりますので寒色系を一発で入れるには正直不向きです。

なので、こちらに関してはそれなりにブリーチの回数が必要になってくるわけです。

髪質の差は、薬剤履歴との総合で考えるとより色味との相性の組み合わせは複雑になってきますが、継続したケアや、手入れをしていれば必ずやりたい色に近づけられるようになってきますので、最終的にはあきらめずにコツコツ積み重ねつつのやり方がおススメです。

ブルー系お考えの方は参考にしてみて下さい。