こんにちは、大阪の豊中で美容師をしている河野です。
今回ご紹介するのはブリーチなしでできるマットアッシュカラーのご紹介です。
赤っぽさやオレンジっぽさを消そうと思うと、よくアッシュ系を勧められると思うんですがアッシュってそもそも何色なんですか？と疑問に思ったことありませんか？
「アッシュ＝青」のことなんですね。
よく絵の具でも、「反対色」という言葉を使いますが、それをカラーでは「補色」と呼びます。
絵の具は反対色同士で混ぜると濁った黒っぽい色になると思いますが、カラーではお互いの色味を打ち消しあってブラウンになります。不思議なものですがそうなるんですね。
ここで大切なのはカラーの補色同士がお互いの色味を打ち消すということ。
これの何が大切なのか？というのも、オレンジの補色は青です。赤の補色は緑ですよね。これは絵の具と一緒の考え方で唯一違うのはお互いの必要な色は長所として残しつつ、不要な色味同士は打ち消してなくなります。
色の打ち消しあいによって仕上がりが暗くなったり明るくなったり様々に変化しますが、それはこれから見ていただくのが早いと思いますので、難しいお話はここまで。
まずはビフォーのこちらの状態からスタートです。
オレンジっぽく抜けているのは、元々の髪が持っているメラニンが赤色基盤で構成されているのが時間と共に強く出ているためです。
このベースとなる色の打ち消しはしっかり目の色味で消すのが得策です。
容赦なくぶちかましました。（口が悪い）
その結果がこちらです。
パキっとした色味に仕上がるスロウカラーメインで構成してみました。
スロウカラーの良いところはブリーチをしなくても余分な色味をしっかり消しながらも透明感をガツンと引き上げてくれるところですね。
ブリーチなしの透明感をお求めの方は一度ご体験あれ♪
