こんにちは、豊中のIXCHELでスタイリストをしている河野です。
今回は、全体をピンクアッシュ!というご希望でのスタートでした。
この方は以前にサクラブロンドでご紹介させて頂いたモデルさんでしたが、晴れてお客様として来ていただけましたので、リベンジ戦でした。(私にとって個人的に)
目標は一週間後に少し抜け感のあるピンクにということで今回はかなり濃いめに入れることになりました。
ピンクは繊細なだけに気持ち濃くなどの遠慮で入れると目標の一週間後ちょうどいいには到達できませんので遠慮なくいきました。
その末に仕上がったのはこちら。
見事な桜色!
自然光のもとで見ると、オレンジ味が打ち消されよりピンク味がはっきりわかります。
ここまでの発色を狙うのならブリーチの回数が赤みが抜けるまで必要になってきます。
ピンクは前述通り大変デリケートな色です。
濁りのもとになるような色(ブラウンや地毛の色など)や、強いオレンジが残っていると、ピンクそのものの発色はしてくれません。
特に最近求められるピンクはかなり透明度も彩度も高いものが多いので、よりベースの作り込みが大切になってきます。
一回ブリーチをして希望の色をのせたとしても、全くその色にできる人の方が少ないです。
例えば、なにもしていない髪で軟毛細毛の色素が薄い髪質で…のような、かなり限定されて好条件な人などめったといらっしゃるわけではありませんから、今ある髪をどうやったらきれいにしていけるか・色がキープできるかがかなり重要になってきます。
これがピンクカラーの透明感をしかり出しながら鮮やかさを出すための極意です。
そしてなにより抜け切る前に色を積み重ねて定着させていくのがとても大切なんだと、これはお客様にいつもお話しさせていただきます。
ここを継続していくことで必ず理想の髪色に近づきますので、頑張っていきましょう。
そんな、最近思うカラー事情のお話もさせていただきました。ありがとうございました。
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