こんにちは、大阪の豊中でスタイリストをしている河野です。
以前より数回に渡ってご紹介させていただいております、ホワイトグラデーションを目指して土台からコツコツ作ってきたお客様のスタイルのご紹介をさせていただきます。
今回で4回目となる施術でしたが、初回から軌跡をなぞってみると仕上がりにかなり変化が出てくれました。
~初回・ビフォー~
こんな感じで、オレンジ味が強いのでホワイトにしていくためには赤みの類を抹殺する必要があります。
初回の仕上がりはここまでの進歩。
~2回目・ビフォー~
前回ハイライトと裾のブリーチを入れた部分とほかの部分で赤みの差がついています。
2回目の仕上がり。
初回に比べるとコントラストが付きました。
~3回目・ビフォー~
全体の見た印象が黄色のイメージによってきました。
仕上がりはこんな感じです。
かなりコントラストをつけることができました。
さて本題。
ここからが4回目の内容です。
ご来店時にはかなり黄色ベースになっているので、そこそこの色なら入る状態になりました。
ここに更にハイライト&裾ブリーチをして、その間に表面も染めちゃいます。
仕上がったベースに
ホワイトになる色をのせまして。
こんな感じに!
見事にホワイト系カラーになりました。
明るさと色味を同時に表現しようと思うと、それなりに黄色ベースが必要になってくることと、カラーとブリーチを一定期間で積み重ねていくことが大切となります。
あまりにも間が空きすぎてしまうとまた一から作り直さなくてはいけない場合がありますので、特にハイトーンを目指している方は要チェックです!
そして気になるのがハイトーンの維持
このような明るさと色味をなるべく維持していこうと思うとこれがまた難しい問題になってくるのですが、おススメの方法としては
1.紫シャンプーなどの、カラーシャンプーで退色を緩やかにする。
2.泡立たないクリームシャンプーを使って色味の流出を緩やかにする。
こちらの2点を推奨しています。
1に関しては、時間とともに染料が流れ出してしまうため元の黄ばみがどうしても出てきてしまいます。この黄ばみは紫シャンプーを使うことによって抑えることができます。
さらに、柔らかい印象にするのであればピンクシャンプーを使うとよりホワイトっぽさが増しますのでこちらとの併用もおススメしております。
2に関しては、「泡だたない」というところがポイントです。カラー剤などもシャンプーの洗浄成分に流されてしまうことで退色が早まってしまいます。そこで、クリームの吸着力で汚れを落としてくれるクリームシャンプーを使うと、泡立たない分色味の流出を抑えることができます。
さらに保湿成分もありますので毛先の状態もよくなり、まとまり効果も高まって同時にケアができるためこちらもおススメしております。
ホワイト系カラーが難しいと言われているのは、このように継続することと、色味を維持することが難しいためにそうなっているんですね。
繊細なカラーは継続ときれいな土台から。
目指されている方の参考になればと思います。