【salomee配信16】髪の透明感を手に入れたい方へという内容でした

こんにちは、大阪の豊中でスタイリストをしている河野です!

今回はsalomee配信16回目の内容です。


~配信の中でご紹介したもの~

カラタス カラーシャンプー・トリートメント

スロウカラー アッシュシャンプー

シュワルツコフ グッバイイエロー

アールシャンプー・トリートメント

(※色もちに対する紐付けです)


今回は透明感カラーにするために必要な事についてお話しさせて頂きましたが、要は春に向けての軽やかな柔らかい透明感カラーにするには準備が必要ですよっていうお話がメインです。

スタイル提示が前提でこんなのが流行っています!のお話じゃなくてスイマセン!

 

透明感を出すために必要なことは、○○を削っていくこと。

ハイ。

まずはこのことについてお話しさせて頂きました。

皆さんが求める「透明感カラー」って、結局ご提示いただくお写真を見る感じだと「外国人風」が圧倒的に多いですよね。

外国人風って、透明感があって濁りがなくて、ザ・透けてます!みたいな柔らかさがあったり、同じ黒っぽい髪でも透け感がえげつないのとか、どこかよくわからない儚げな色味が人気あるよなって最近思います。

シンプルですが一番難しかったりします。

上記のような透明感を表現するには、まず濁りの元である「○○=赤味」を消す必要があります。

これは外国人風に限らず、シルバー・ホワイトベースに持っていきたい方に向けた記事の中でも再三書いてきたことですが…

配信の中でもお伝えしましたが、アジア人はその「赤味」が強いメラニン色素を持っています。

いわゆるユウメラニンという赤褐色に寄ってきやすい性質を持ったメラニン色素のことです。

赤褐色は例えばブリーチやライトナーで削ったとして、はたして削りきれるのかというと一発では完全に削りきることが難しい場合が多いです。

仮に、一時的に抑えられたとしても時間が経てば嫌な赤味や赤橙味が現れてきます。

そのくらい、赤味や赤橙味はしぶといんですよね。

これらは透明感を維持するにあたっては濁りの原因になりますから、またそれを打ち消す色味を重ねて少しづつ打ち消していく必要が出てきます。

実は、黒染めや白髪染めの場合にも発生してくる問題です。

次にこちらのお話をさせて頂きました。

実際にさせて頂いたお客様やモデル様の例をお見せしながら進めていきました。

最近は、あからさまな白髪染めをやめてオシャレに見せるカラーがしたい!という方も急増していることも事実です。

それにあたって重要になってくるのはまず、「どれくらいの頻度でカラーをしているのか、又何レベルくらいの明るさで染めているのか。」と言うところを把握することが大切です。

そこから理想の色にもっていくためには今、何が必要なのか?

この場合はほぼ確実に長期戦になりますので、今後来店時にどの領域まで髪の状態が達しているかでどこまでの施術が出来るかが変わってきます。

これは黒染めをしている人にも同じことが言えます。

特に市販の黒染めって赤味がたっぷり入っているんです。

これがまたこびりついた汚れのようになかなか取れないのが現実問題です。

美容室で染めた黒染めも、とにかく黒くして長持ちしてもらわなくては、と思っていますので実際に使われていたものが実はかなり濃い白髪染めだったパターンも無きにしも非ずです。

これらをクリアな色にしていくには相当戦わなくてはいけません。白髪染めのパターンと同じで赤味を削っては出てきた赤味を消していくを繰り返します。

こうして打ち消す色味を繰り返し重ねていくことが意外と早く透明感に近づけられるポイントだと思います。

変に手を加えるとそれのせいで逆に遠回りしなくてはいけなくなるパターンもありますから、気を付けて!

最後に

このあたりに関しての知識を持った美容師さんがあまりいないことも事実です。

現に私も勉強してここまでたどり着いたので、それまでは黒染め=濃いめの白髪染めを使っていた経験がある人です。なかなかめちゃくちゃしてたなぁと反省してこのような施術はしておりません。

無知程恐ろしいものはありませんからね。

なので知識を持った美容師さんにやってもらってください。

素敵な美容ライフお手伝いさせてくださ~い!

 

コメント