こんにちは、大阪の豊中でスタイリストをしている河野です!
以前のメンズ束感ハイライトのお話の続編です。
仕上がりを見てお分かりかと思いますが、けっこう太めのハイライトがいてましたよね。
これにはもちろん理由があります!
①ノーブリーチのワンプロセスでの施術と限定されていた
つまり、メッシュだけ入れて全体は地毛で暗くしておく、とお客様の中での基準がありました。そして日常生活的に全体が明るいと困る、という点です。
これらを踏まえると、
・細かいチップでとったハイライトを大量に入れると明るく見えすぎる。
・ブリーチレスなので、ブラウン領域でなるべく明るめに出来る薬剤での対処が必須になった。
という結論にたどり着きました。
そして、それだけではなく別の問題も発生していました。
②メンズショート特有の量のすき方の影響
このようなデザインカラーをするうえで、大切になってくるのは実は「カットとの連動」です。
特にメンズのカットの仕方はレディースとは違い、カットでのスタイルの作り方や切るうえでの考え方の違いが出てきます。
その中でも量のすき方はめっちゃ影響してきます。
量のすき加減をイラストに基づいてご説明いたします。(これでも渾身の絵心)
わかりやすいようにちょっと長めに線を引っ張っていますが、Aのほうは赤まるで囲んでいるように空洞が大きくあいているパネルです。Bのほうは赤まるで囲んでいる部分がAに比べると密度が高く埋まっていると思います。
Aのようにスカスカになっていると細かくチップでとったりしたときに表面の長さが残った部分と一番下の長さの残っている部分は掬えたとしても、間の穴ぼこになっている部分には薬剤がついたとしても見えない部分になってきます。
なので細かいチップをとったとしても、その効果が得られないのです。
細かいチップをとるならBのような毛先が密に詰まっているベースの髪にやった方が効果は高く得られます。
以上の点を踏まえて太めの束をとったハイライトをやる運びとなりました。
施術前はここからスタート。
ほぼカラーをしたことがない髪でございます。
ここからランダムに束をとりながらホイルで包んでいきます。
ある程度時間を置いたらチェックです。
中々良い上がり方してますね~
仕上げにワックスで束感セットに。
ハイライトをいれるのであれば普段のセットはほぼ必須!
スタイルをより立体的に見せるので効果が高まりますよ。
イメチェンして良い春生活を送りましょう!
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