こんにちは、大阪の豊中でスタイリストをしている河野です!
今回はsalomee配信23回目の内容です
今回紐づけはしましたが、直接的にご紹介はしていないため割愛させて頂きます。
春と言えばイメチェンの季節です。
そんなイメチェンにまつわるカラーのお話をしました。
事の始まりはお客様とのこんな会話からでした。
「インナーカラーとかもしてみたいんですけど、今までカラーしたことないんです。」
「あ、そうなんですね。だったら今後インナー以外にも普通にカラーをすることもあるでしょうから、パッチテストしといたほうがいいかもですね~」
「…パッチテストって何ですか??」
ンン????
パッチテストを知らぬ!?!?ってなりました。
このままではカラーでワクワクな毎日を過ごすどころか、ただならぬ事態になる可能性に陥り、カラーが嫌いになってしまうかもしれないと危機感を覚えたためこれはすぐに配信しようと思いました。
パッチテストって何?説明しよう!
簡単にいうと、カラー剤がお肌に触れても異常が起きないかを確認するためのテストです。
よくやるのは、ハイトーンで使用するカラー剤(ブリーチではありません)を腕の内側のような皮膚の薄いところに軽く塗って絆創膏などでカバーをし、丸2日間様子を見て頂くものです。
これで様子見の間に、お肌に異常を感じたらその期間内でも外して洗い流していただいてもかまいません。
ただ、そうなってしまった場合はカラー剤との相性が悪いよ~という身体からのサインですので、美容師さんに「何もなかった」とカラーしたいがために嘘だけは言わないでください。
本当に大変なことになってしまいます。
数年前に起きたカラーの施術による皮膚炎がニュースになっていました
これは私がまだ以前の会社に勤めていたころです。
テレビのニュースをぼんやり眺めていたら「美容室でカラーをした人が重度の皮膚炎になって訴訟問題になった」という内容のものが飛び込んできました。
「え、こわ。」
率直にこう思いました。
そしてもちろん初めてカラーをする人だけに限らず、いつも通り変わらずカラーを続けていた人にも起こりうるお話なんです。
今回の皮膚炎を起こした原因は、カラーの染料の要となる成分「ジアミン」という物によります。
これも、花粉症を例に置き換えながらお話しさせて頂きました。
文章だけだとわかりにくいと思いますので、ちょっと図を交えながらお話ししようと思います。
こんな感じのグラフがあり、
・Aは自分の中の花粉の限界メーターだとします。
・Bは蓄積した花粉量を表しているものとします。
このようにBがAを上回ると、自分の中で抱えきれる花粉の量が限界値を超えることになっているのでそれがアレルギー反応として体に現れるわけです。
それがジアミンも残留しますから、限界値を超える、もしくは体調や体質の変化により過剰に反応してしまって最悪は皮膚炎を引き起こすといった具合です。
なので、いつも通りカラーをしてそこからいつもと違うお肌の状態が起きたら必ず美容師さんに申告してくださいね。
こちらもジアミンの入っていないカラー、もしくはマニキュアに変えるなどの処置をとることが出来ますからね。
もちろん次の出勤日から、このニュースを見ていたお客様からお電話でお問い合わせいただいたりもしました。
普段使わせて頂いている薬剤の説明や、それに関連づいた安全性についてのお話もさせて頂き、安心して施術を受けて頂くことが出来ました。
不安があると人は構えてしまいますから、少しでも不安は解消してから施術を受けたいですもんね。
そんなわけで、カラーを初めてされる場合は特に何が起きるかなんてやってみなくてはわからないものの方が多いからこそ、取り返しがつかなくなる前に面倒でもパッチテストを受けてくださいねというお話でした。
カラーで毎日ワクワク過ごしましょう!
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