こんにちは、大阪の豊中でスタイリストをしている河野です!
今回はsalomee配信30回目の内容です。
~配信の中でご紹介したもの~
ピカラスピード ブルーアッシュ
ピカラスピード ロイヤルブルージュ
カラタス カラーシャンプートリートメント ネイビー
スロウ アッシュシャンプー
タイトルにある、「諸事情で黒染め」というやつ。
これは今の時期、就活や就職など様々な理由から髪を暗く染めなくてはいけない人が増えているため、今一度黒染めというものに向き合ってみようと思い配信させて頂きました。
最近では便利なカラー剤も出てきていますね。
自宅で手早く染められるカラー剤や、カラーバターで1週間だけの黒戻しのようなカラー剤…
便利な裏側にはややこしい、もしくは怖いものが潜んでいたりします。
それは何かといいますと、以前からこの関連の記事ではお話ししている「赤みの染料」です。
こいつほど厄介で怖いものはありません。
赤みの染料は削り取るまでに相当な期間とダメージが伴ってきます。
これを乗り越えないといわゆる「外国人風」や「透明感カラー」にすることはできません。
なぜかというと、この赤みが濁りの原因になるからです。
特に、最近増えているシルバー・グレー・ホワイトカラーに関しては完全無彩色くらいのベースを整えないと到底なれる色味ではありません。
髪質によっては、元の色素が薄くて色も抜けやすくのりやすい方なんかもいらっしゃいますが、大変まれなケースと考えたほうがいいかと思います。
いつもブリーチ一回でも白金に近づく方だったとしても黒染めの赤みだけは、まるでこびりついた汚れのように本当に取れません。
これを解消するためには、まず「ブリーチで削る」「赤みを打ち消す色味をのせる」これを期間をかけて繰り返すことが大切になってきます。
あとは、どれだけご自宅でのケアをしていただいて髪を丈夫にキープしていただけるかがカギとなります。
髪が健康に近いほどやりたい色やスタイルにチェンジしやすくなりますから、ここはとても重要なポイントですね。
そして、
やむを得ずサロンでカラーする時間がない!!!
そんな方もスケジュールがタイトだと起きてくる事案かと思います。
こちらに関しては、配信の中でご紹介させていただいた「ピカラスピード」のオウチケアセットのブルージュ系のカラーを使っていただいたほうがまだ次のカラーの邪魔にならないで暗く染めることができますのでぜひ配信の紐づけ商品の欄でご確認ください。
薬剤の強さもそこまで強くないものになっております。
そして何より、
サロンで「黒染めしてください。」とオーダーされる方へコツをひとつ。
そういうと、たいてい使われてしまうのが「白髪染めの濃い染料の薬剤」です。
こちらも、配信の中でお話しした通り6レベル以下の白髪染め染料は上記の黒染めと同じで削り取るのに時間のかかる赤みや紫みが存在しますのでこちらも外国人風などに近づけようとすると相当時間がかかります。
そんなカラーをして入社し、しばらくたった後周りが明るくて文句言われてないから私もそーめよっみたいな気持ちで美容院に行って外国人風をオーダーされたとしても、まず希望通りの色にはなりません。
散々お話ししている通り土台が出来上がっていないからです。
こんなはずじゃなかった…とならないように、黒染めオーダーの際には
「ブルーブラックにしてください!」
と美容師さんに伝えましょう。
もう呪文のようにご自身の中で復唱してください。忘れないように。
これにしたかどうかで今後のカラーライフが変わってきますからね。
こんな感じで、連日イメチェンにつきものな黒染め問題についてお話しさせていただきましたが、これでもまだ足りないなと感じています。
幸いこの記事に気が付いた方、周りに黒染めしようとしている方を発見したら「やばいらしいで。」と伝えてあげてください。
全美容師が嘆いている問題ですからね。
よろしくお願いします!
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